鵜の瀬小浜市にある遠敷川はまたの名を、音無川とも鵜の瀬川ともいいます。上流は根来川ともいうそうです。 小浜市域を流れる北川の支流です。 国分で松永川を合わせて北川に合流しています。 遠敷川というのは谷口近くに鎮座する遠敷明神によるものだそうです。 鵜の瀬、根来は上流の淵・集落、音無しは神域の深い木立の中を流れる豊かな水量によるものなのだそうです。 また、遠敷川は「小丹生川」から来ているとも言われています。 最近の発掘で“丹”が出たのだそうです。 大仏などを作る時の丹を使う時に水銀が使われ公害が出たのでしょう。 その水銀の被害を仏の力で救おうとも考えたのだとも言われています。 奈良の二月堂で行われる「お水取り」に先立ち行われる「お水送り」が行われるのが「鵜の瀬」です。 その昔、鵜の群が遊んでいたというのでこの名称が付いたといい、奈良・東大寺二月堂のお水取りは若狭井の水源地として知られています。(鵜の瀬から奈良に水が流れているという事です) 毎年3月2日、この鵜の瀬で行われる”お水送り”の香水は、鵜の瀬の水が奈良へ送られ、10日かかって送られ、3月12日に「お水取り」がおこなわれます。 関西では“お水取り”が終わると春が来ると言われていますが、若狭地方では”お水送り”が終ると春が来るとされているのだそうです。 「お水送り」はこの「鵜の瀬」と「神宮寺」でおこなわれます。 200人が松明を持って練り歩くのだそうです。 小石を積むと良いらしいと聞いて、みんな一生懸命小石を積んでいます。 雪解け水がごうごうと音を立てて流れています。 少し曲がって瀬になっているところにしめ縄がかかっています。 お水送りの時には、見物人が川のこちら側にいると僧侶が閼伽井戸から汲んだお水を持って川の向こう岸で川に流すのだそうです。 そのお水が奈良の東大寺二月堂に届くのだそうです。 僧侶たちはどうやって川の向こう岸にいるのか気になったので聞いてみると、当日は仮橋を作ってあってそれを渡って向こう岸に行くのだそうです。 私も、そのお水送りを見てみたいと思ってしまいました。 小さな祠がありました。 参拝しておきましょう。 本当はこの近くの白石神社へも行きたかったのですが、時間の都合で次の目的地へと急がなければなりません。 最後の目的地は若狭彦神社です。 少しづつ日が落ちてきています。 急がなければいけません。 さて、どんな神社なのでしょうか。 ワクワクしています。 ジャンル別一覧
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